文芸評論家と名乗る小川榮太郎氏とは一体何者でどんな経歴を歩んできたんでしょうか?
小川榮太郎氏の名前や経歴は伊藤詩織さんの一件で初めて知ったのですが、
小川榮太郎氏はこれまで伊藤詩織さんの裁判の件で色々調べていて、その結果をまとめた論評が花田紀凱氏が編集長を務める月刊「Hanada」という雑誌で記事になっていました。
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— 小川榮太郎 (@ogawaeitaro) 2019年7月17日
伊藤詩織さんが先日、民事裁判勝訴を受けて日本外国特派員協会で会見を開きましたが、
その後の別室での文芸評論家なる小川榮太郎氏とのやり取りがBuzzFeedのニュースになってましたね。
そこには伊藤詩織さんが小川榮太郎氏に対して記事の内容に関して苦言を呈する内容が書かれていました。
この記事を見て小川氏のデリカシーの無さに実際、呆れてしまった人も多かったんじゃないでしょうか。
現にコメント欄には小川榮太郎氏の行動のモラルの無さに呆れた声も多数寄せられていました。
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小川榮太郎の経歴!一体、何者なのか?
では一体、小川榮太郎氏とは何者でどんな経歴の持ち主なのでしょうか?
さらに彼が肩書きとして使っている「文芸評論家」とは一体どんな職業なのか…
自称でも名乗れるのか?
それとも何か特別な資格がある職業なのか?
BuzzFeedの記事を読んで小川榮太郎氏の肩書きや経歴、職業に関して気になった方は多かったと思います。
そこで小川榮太郎氏の経歴に関して少し調べてみると
まず学歴に関しては大阪大学文学部卒を卒業して、埼玉大学大学院の修士課程を修了している事が分かりました。
専門は近代日本文学と19世紀ドイツ音楽で大学在学中の時から「一粒の麥」という文芸誌を発行していて、その中で自身の文芸や社会に対する数多くの論評を発表しています。
小川榮太郎氏の今までの主な経歴をまとめると以下になります。
1998年下期 文藝春秋の文芸雑誌「文學界」の新人小説月評を担当。
2003年「川端康成の『古都』」が遠山一行の推薦により[11]第35回「新潮新人賞」評論部門の最終候補となる。
私塾「創誠天志塾」では塾長を務めていた。
2015年10月「一般社団法人日本平和学研究所」を設立し理事長。
2017年12月 フジサンケイグループが主催する第18回正論新風賞を受賞。
2018年10月 「天皇の平和 九条の平和 ―安倍時代の論点―」(産経新聞社刊)で第一回アパ日本再興大賞特別賞を受賞。株式会社髙榮(千葉県八千代市)代表責任者。
引用元:Wikipedia
あと「文芸評論家」に関してはWikipediaの情報を引用すると
以下のように書かれていたため、これといった明確な定義があるわけではなく論評する対象に関する知識が豊富であれば自称でも名乗れる肩書きなのかなという印象を持ちました。
文芸評論 とは、文学を評論すること。文芸批評、または文学研究とも言うが、評論の対象や手法が多様なため、定義は曖昧である。
小説家や作品に限らず文学とその周辺全般が扱われ、学際的な性格を持つ。研究対象の性格によっては、「文芸」または「文学」という呼称がふさわしくないこともある。引用元:Wikipedia
小川榮太郎氏の現在の肩書は文芸評論家に加えて
一般社団法人日本平和学研究所理事長と健康食品・雑貨販売会社の社長もやっていて色々と忙しいようです。
ウィキペディアの情報にあった小川榮太郎氏が代表責任者を務める髙榮という会社に関してはHPの存在が確認できず、休眠状態というツイートもあったので現在どのようになっているのかは不明です。
小川榮太郎氏のこれまでの経歴を見てみると、評論家として数々の賞を受賞している実績があるので、文芸評論家としてはかなり有名な人物のようです。
そんな文芸評論家の小川榮太郎氏が何故、伊藤詩織さんの裁判にそこまで関心を持つのか分かりませんが、
冒頭で少し触れた月刊「Hanada」でも伊藤詩織さんに関して独自の見解を語っています。
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伊藤詩織さんに関する記事の内容まとめ!
ここからは小川榮太郎氏が伊藤詩織さんに関して
これまでどんな内容の記事を書いてきたのか調べてみると
月刊「Hanada」のウェブサイトで3つの記事を見つけることができました。
内容の詳細に関してはここではあえて言及はしませんが、
記事の内容を読めば伊藤詩織さんに対してあまり良い印象を持っていないんだなということがハッキリわかる文章になっていました。
簡単にどんな内容の記事なのか説明しておくと、
最初の2つの記事では前編と後編に分けて、「伊藤詩織さんの正体」と題して彼女が訴えを起こす発端となった出来事の真相に迫っていくという切り口の記事になってました。
その中で伊藤詩織さんのこれまでの主張に関して様々な観点から矛盾点を論じて、彼女の発言に対する信憑性に疑問を投げかける文章になっていたように感じました。
そして12月02日に投稿された3つ目の記事ではシリーズ第2弾と銘打って、前回の内容をさらに深堀する内容になっていました。
3つの詳しい記事の内容を知りたいという方はサイトのURLを掲載しておきますので、どうぞ。
記事その1
https://hanada-plus.jp/articles/230
記事その2
https://hanada-plus.jp/articles/231
記事その3
https://hanada-plus.jp/articles/246
この小川榮太郎氏の3つの記事を読んで感じたのは
それにしても小川榮太郎氏の伊藤詩織さんに関する記事の文章量はとても多くて、これだけのボリュームの記事を書くのは相当な労力が必要だったことは間違いありません。
そこでまでして訴えたかったものは一体何だったのか?
一読者としてはいささか腑に落ちないモノを感じました。
裁判所の判決を見ても伊藤詩織さんが全く根拠のない事を言っているとは到底思えないですし、
客観的に見て普通は伊藤詩織さんの主張の方を支持する方が世間では圧倒的に多いんじゃないでしょうか。
それでも世論に逆行してこのような記事を執筆する小川榮太郎氏に果たしてどれだけ世間の共感が得られるのかは甚だ疑問に思ってしまいました。
まとめ
今回の伊藤詩織さんと小川榮太郎氏のやり取りのニュースを見ても感じたのですが、
何か浮世離れしているように思えてなりません。
海外では今回の伊藤詩織さんの裁判に関しては日本以上にメディアで大きく報じられていますが、
やはり時代に逆行しているという見方や論評が多く目立ちます。
イギリスのBBCでもこの件を当初から報じていて、伊藤詩織さんはBBCから取材も受けて当時の状況を赤裸々に語っていますが、
その様子をツイッターの動画で見ましたが、これが本当に現代の日本で起っている事なのだろうかと疑いたくなるレベルでした。
来年には東京オリンピックを控え世界の注目が集まっている時期にこのニュースはどう考えても悪い影響しかないと思いますけどね。
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