プレゼン力というのはいまやどの会社に就職しても求められる必須のスキルといっても過言ではありません。
ですが、ふと考えてみるとプレゼン力というのはどうやったら磨けるのか教えてくれる場所は驚くほど少ない事に思い至ります。
今回はそんな大多数の人が苦労しているプレゼンのスキルについて学べる本を見つけたのでぜひ紹介したいと思います!
目次
プレゼンやスピーチが上手くなりたい方にぜひ買ってほしい1冊!
社会人の方でプレゼンがなかなかうまくいかなくて悩んでいる方はけっこういるんじゃないかと思います。
中には今まで人前で何かを発表するというような経験をあまりしてこなかったから、今更自分にはもう無理だと半ば諦めてしまっている人もいるかもしれません。
でも僕は自信を持ってまだ諦めるのは早いと断言できます!
プレゼンがうまくなるのは難しいというのは勘違い
僕はある本と出会って、プレゼン力を磨くのは難しいというのは根本的な思い違いだったことに気づかされました。
その本とはひすいこたろうさんの「人に好かれる声の磨き方と話し方」です。
本書を読んでもらえればきっと僕が話している事に納得してもらえると思います。
そもそも日本人というのは欧米人と比べると極端にプレゼンに苦手意識を持っている人が多いです。
そは小中高の日本の教育システムに起因していると思います。
日本では欧米と違って生徒は黒板の前で先生が説明する事をずっと机に座って利き続けるということに慣れ切ってしまっています。
つまりそのような教育環境ではプレゼン力だったりディベート力というのは成長していきません。
ですが大学生になると日本でもようやくゼミや卒論などで自分のプレゼン力が試される機会が訪れます。
ここで自分のプレゼン力の無さに悩む人が一気に増加します。
プレゼン力を磨く事で得られる恩恵は計り知れない
大学生にもなるとゼミや卒論、大学院の研究成果の発表など否が応でもたくさんの人の前でプレゼンしないといけません。
せっかく内容がよくても話し方がまずければ、情報の価値が十分に伝わらないので低い評価になってしまいます。
これはかなり損をしていると思います。
さらにこれから幾度となく訪れるプレゼンやスピーチの周囲の評価は会社の出世にも大きく影響してきます。
大卒で就職して新人研修では頻繁に発表の機会があります。
さらに会社で役職が上がれば会議の出席も多くなり、自分の意見が求められる機会もますます増えてきます。
またパートで働いている主婦の方でコールセンターの仕事に就かれている方も多いと思いますが、お客様対応では言葉が伝わりやすいのとそうでないのとでは業務効率に雲泥の差が出てしまいます。
せっかく丁寧に対応しようとしてもその言葉が相手方のお客様に伝わりにくいものだと1件あたりの対応時間が長くなりどうしても1日に対応できる件数が少なくなります。
そうなるとなかなか長期間働き続けていくのが難しくなってくると思います。
しかし本書で地道に話し方のスキルを身に付ければ飛躍的にコミュニケーション能力をアップさせるのも夢ではありません。
本書でははっきりと著者の白石さんが話し方は技術だと断言しています!
生まれつき聞き取りにくい声だと自分の事を過小評価している人に対して著者の白石さんは年齢や声の質に関係なくいま持っているあなたの声を聞き取りやすい声になるように磨いていけばいいだけだと教えてくれています。
この言葉は読んでいてとても勇気づけられたのを今でも覚えています。
本書では話し方のスキルを順を追ってひとつひとつ丁寧に教えてくれているので、その通りにやっていけば自然と話し方のスキルが向上するようになっているので安心です。
どんな事が学べるのか?
本書ではプレゼンを成功させるためのとても大切な教訓が学べます。
多くの人は良い内容を話せば周りは話を真剣に聞いていくれるはずだと思い込んでいますが、これがそもそもの誤解だということが本書を読むことで理解できます。
プレゼンで一番大切なのは何を話すかという内容よりもどんな風に話すかというその人が纏う雰囲気です。
つまり自分自身の声だったり話し方が相手に悪い印象を与えてしまうとたとえその後にどんなに良い内容を話そうとも真剣には聞いてもらえないということです。
これは人生でかなりの部分で損をしていると思いませんか?
だってすっごい良い事話しているのに誰にも真剣に聞いてもらえないことほど辛いことはありませんよね。
本書では相手に心地いいと思われる声の発声方法や明るい声、響く声、やわらかい声、滑舌を鍛えるトレーニング法、さらには呼吸法まで多岐にわたる話し方に特化したボイストレーニングのやり方を一から学べます。
相手に話を聞いてもらう必要があるのは何もビジネス上の話だけではありません。
日常生活でも色々な人と会話をして些細なことから大切なことまで交渉して自分の意見を相手に伝えていく必要がありますよね。
そこで相手に聞き取りづらい話し方だと自分の意見が通らず、いつも我慢させられてしまうことになります。
プレゼンや自分の話し方に苦手意識がある方が本書で人に好かれる声を手に入れたいと思うのは自然な流れだと思います。
この本を読めばプレゼンや会議だったりお客様サポートなどコールセンターの仕事で電話の相手に聞きとりやすい声で話せるようになる具体的な方法を学ぶことが出来ます。
ボイトレ教室で講師から直接指導を受けるのも効果的
僕は以前博多にあるVOATという話し方教室のスクールでボイストレーニングを受けたことがあります。
僕が受講したコースは一般コースでレッスン料金は月2回のマンツーマン指導で月額8640円でした。
VOATでは日常会話からプロの話し方、ボーカリスト、シンガーソングライターの養成講座もあって、発声に関する事ならどんなジャンルにも幅広く対応しています。
実際のレッスン内容はというと個室でマンツーマンで30分みっちり話し方の基礎を指導してくれます。
また僕の担当の先生も気さくな方だったのでとても話しやすく、悩みも打ち明けやすかった印象があります。
VOATでは自分の声を録音したものを実際に聞くことができるので、周りの人に自分の声がどんな風に聞こえているのかを客観的に知ることができてとても役立ちました。
普段は自分の声を録音で聴く機会はほとんどの方がないと思いますが、一回聞いてみることをおすすめします。
この自分の声を聞きながらどういう風に改善していけば聞き取りやすい説得力のある声になるのかを先生がアドバイスをくれるので、VOATのようなボイトレスクールはプレゼンが1ヶ月後に迫っていて絶対に失敗できない人なんかには超お勧めです。
VOATの話し方講座のボイストレーニングの生徒さんの中には大分でラジオのパーソナリティをしている女性の方もいるくらい人気です。
プロの方でも納得する効果のある発声練習が短期間で学べる場所というのは福岡ではまだまだ少ないです。
VOATは東京をはじめ全国にボイストレーニングスクールを展開しているので、かなりレッスンのクオリティは高いなと感じました!
なにより教えている先生の実績が凄いので、レッスンに臨む生徒も本気の方が多かった印象ですね。
書評まとめ
本書では何も新しい取り組みを一から始める必要はなく、私たちは日常的に話をして過ごしているので、その話し方を磨いていけばいいだけだと教えています。
たしかに筆者のその言葉を聞いてなるほどなと僕は思いました。
さらにDVD付で映像を見ながら練習できるのも良かったです。
DVDを見れば著者の白石さんが提唱する話し方のエクササイズを実際に映像で見ながら体感できます。
このDVDによって良い声を出す為の正しい姿勢や腹式呼吸のやり方、相手に好印象を与える3種類の発声法などを目で見ながら練習することが可能です。
文字だけだとどうしてもイメージが湧かない場合もあるので、こうしたボイストレーニングのDVDが付属しているのはとっても助かります!
プレゼン力を磨きたいという人はぜひ本書の購入をおすすめします。
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