出典:https://www.rugbyworldcup.com/news/241146
先ほど、ラグビーワールドカップの公式サイトから日本とスコットランドの試合が予定通り開催される事が発表されました。
ですが、ここ数日はスコットランドラグビー協会や代表監督の強硬な姿勢や発言が目立ち、ツイッターで海外の反応を見ると日本側に立った意見が目立ってました。
それでもスコットランド監督は試合の中止は受け入れられないという姿勢は崩さず、
運営に対して試合の延期や代替地を検討して欲しいとスコットランド協会やタウンゼンド監督は大会日程の変更にも言及。
試合中止だけは容認できないという考えを発信し続けていました。
そのせいで、ワールドラグビーが公式声明文を発表する事態にまで発展。
しかし不平や不満を訴えているのはあくまでスコットランド協会や監督で代表選手たちは不満や文句を言っているわけではないので、そこは明確に分けて考えるべきだと思います。
そこで今回、日本でも物議をかもしたスコットランド監督の発言に対する海外の反応について掘り下げてみました。
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スコットランド監督の経歴プロフィール
グレガー・タウンゼンド
Gregor Townsend
スコットランド代表監督(ヘッドコーチ)
生年月日:1973年4月26日
年齢:46歳
出身:スコットランド・ガラシールズ
身長:183cm
体重:93kg
出身校:ガラシールズアカデミー
大学:エディンバラ大学1973年、スコットランド生まれ。現役時代はSOやCTBでプレーし名キッカーとしても知られた。
1997年にはブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズに選ばれ南アフリカに遠征し、1999年、2003年ワールドカップにも出場。
引退後は、代表チームのバックスコーチなどを経て、2012年からグラスゴー・ウォーリアーズを指指揮し、2014-15シーズンに優勝に導いた。2017年6月から現職。引用元:https://teamrugby.jp/worldcup/japan2019/
試合が出来ることを祈る。台風が過ぎ去った後、平穏に試合が開催されることを。スコットランド監督は黙って見守っておけ。言うなら中止が決まって台風が過ぎてから言え →
【ラグビーW杯】ルール無視のスコットランド、度重なる批判に国際統括団体が声明文「失望している」 https://t.co/4iql8ske2E
— yokotty (@yokotty_j) 2019年10月12日
グレガー・タウンゼンド氏は現在はスコットランド代表監督としてチームを指揮してますが、若い頃はラグビーの元代表選手としても輝かしい実績を残していることが経歴から分かります。
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スコットランド協会の不満や文句の発言の真意は?
今回はスコットランドラグビー協会の幹部や監督による不満や文句のような発言がメディアに取り上げられてそれまでとは一転してラグビーワールドカップ大会はピリピリムードに。
このコメントをどう消化するか考え中‥https://t.co/MKe6IwoFwJ
— カッパーテック (@CopperTech) 2019年10月8日
ラグビー=スコットランド監督、「日本戦は7万人との戦い」 https://t.co/4adUzXoBI4 pic.twitter.com/3JvSm2sDbI
— ロイター スポーツ (@ReutersJpSports) 2019年10月13日
特にそうした雰囲気を決定づけたのはスコットランド協会のマーク・ドッドソンCEOの発言です。
試合が中止になれば法的措置も検討しているとメディアに向かって公言してました。
これはいくらなんでもちょっとやりすぎだと思った日本人が多かったと思います。
しかしその後もスコットランド協会の強硬姿勢は変わらず、試合開催をずっと訴え続けていました。
代表監督のグレガー・タウンゼンド氏も協会側に追従する形で持論を展開。
プール突破が懸かる試合が中止になった場合、スコットランド代表が法的措置をとると伝えています。#ラグビーワールドカップ pic.twitter.com/XVBfTTKMIs
— Japane Rugby Cannel (@CannelRugby) 2019年10月12日
日程変更や代替地での試合開催を目指してほしいと国際統括団体のワールドラグビーに要望を出していました。
そのスコットランド側の発言を受けて国際統括団体のワールドラグビーも公式声明文を発表し、苦言を呈しています。
そもそもスコットランドが初戦でアイルランドに勝っていれば今回のような要望や発言はスコットランド側から出てこなかったはずです。
スコットランドが決勝トーナメントに進出するためには4トライ以上を決めてボーナスポイントの1点を獲得した上で日本に勝利する必要があるので、監督としては内心相当な焦りがあったんだと思います。
スコットランド監督発言に対する海外の反応は?
さらにグレガー・タウンゼンド監督はこれまでにも試合以外の場で舌戦を展開していました。
有名な日本代表に対する発言コメントをまとめると、
プールAは全チームが日本代表とは不利な試合日程が組まれている
日本とサモア戦の審判の判定をおかしいと批判
サモアから次の日本までの試合間隔が中3日しかないから日本代表が多く休めて有利
そうしたスコットランド監督の発言に日本代表のジョセフHCも強い反発を見せていました。
「legal action Scotland」でツイッターで検索するとリアルな海外の反応を見ることが出来ます。
一番印象的だった海外サポーターのつぶやきをひとつ紹介しておきます。
#Scotland considering legal action to get earth time reset 24 hours ago. #JPNvSCO
— Ian Harrison (@thatblighterian) October 13, 2019
ですがグレイグレイドローなどのスコットランドの主力選手はサモアとの試合でもしっかり温存してしっかり休んでいるはずなので、スコットランド監督の発言はちょっと的外れな気がします。
また前回大会では逆にスコットランドの方が日本よりも有利な日程で試合ができたことも忘れてはいけません。
その時は特に試合間隔については何も言及しなかったにも関わらず、今回だけそういった事を発言するというのもどうなのかな~という感じです。
ラグビーはノーサイドの精神があって紳士のスポーツなので、試合以外のどうにもできない今回のような状況で色々文句や不満を発言するのは仮にもラグビー発祥の国の代表監督なので自制して欲しかったな~というのが正直な感想です。
もしかするとスコットランド協会からのプレッシャーがあって色々大変なのかもしれませんが、グレガー・タウンゼンド監督にはもうちょっと冷静な発言をして欲しかったなと思います。
でもスコットランド代表はボーナスポイントを獲得した上で日本に勝たないと後がないので、追い詰められているのは確かだと思います。
日本は仮にスコットランドに負けてもボーナスポイント次第では決勝トーナメント進出の可能性もある有利な条件で戦えるので、そのアドバンテージを最大限に生かしてほしいですね。
まとめ
ラグビーワールドカップの日本とスコットランド戦は中止も検討されてましたがなんとか開催でいるようでなによりです。
直前まで試合開催に向けて努力を続けてくれた大会運営側には感謝の気持ちしかありませんね。
こうなったら日本代表は今までの勝利が本当の実力だったことをスコットランドの試合でぜひ証明して欲しいと思います。
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