世界最速超記憶法は英会話や資格試験の勉強の効率化に最適だった!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は津川博義さんの世界最速超記憶法という本を紹介したいと思います。

この記憶法をマスターするのに特別なスキルは一切不要です。

本書に書かれている内容だけでもつがわ式記憶法のメソッドは学べるので、英会話のレベルアップや資格取得を目指している方にはおすすめです。

世界最速超記憶法について

本書の冒頭で「一生、薔薇の漢字が書ける人になる」というキャッチーな掴みはうまいなと思いました。

誰もが難しい漢字だと思っている「薔薇」を一生忘れない記憶法ってどんなものなんだろうと大抵の人は気になって読み進めてしまうと思います。

実際にその記憶法を読んでみるととても具体的に書かれていて特徴的なポイントだけを集中的に覚えてしまえば他の部分は誰もが知っているので、新たに覚える必要すらないというとても省エネな記憶法です。

私たちの記憶スペースは限られているので、新しく物事を覚えようと思った時に今までの記憶の蓄積をどれだけ効率的に活用していけるかが津川さんの世界最速超記憶法の画期的な部分です。

たしかに本書の記憶法なら覚えるまでのスピードを今までよりもグッと短縮できるかもしれないと読み始めてすぐに期待が膨らみましたね。

世界最速超記憶法のメリットとは?

世界最速超記憶法では難関国家試験や超一流大学の受験問題にも対応可能な記憶術を最短で身に付けることが可能です。

この本に書かれている記憶法はまさに目から鱗でこんな方法で覚えられちゃうのと最初はびっくりすると思います。

年齢関係なく記憶力を高められる!

特に本書の記憶法のすごい所は年齢に関係なく誰でも覚えられてしまう事です。

なのでこの記憶法を習得した60代の男性が現役の高校生の記憶力に買ってしまうという通常では考えられない逆転現象も起こってしまうのが面白いところです。

普通は年齢とともに記憶力は低下してしまうものですが、本書では年齢の壁をいとも簡単に突破できる記憶法が学べます。

これはご高齢の方にとっては日常生活において生活の質を高めるのに大いに役立ちます。

だってこの記憶法を身に付ければ若い頃と同じくらい物事をスラスラと覚えられるようになるので、自信を取り戻せますよね。

また色んな事に挑戦したいという意欲も湧いてくると思います。

そうなったらもうこっちのもんで人生が楽しくて仕方ないという風に何事に対しても前向きな気持ちが生まれるのは自然な流れだと思います。

この記憶法をマスターできれば大人になってから英語を話せるようになることも十分に実現可能です。

そもそもこの記憶法は著者の津川さんが若い頃に受験で思うような結果を出せず、挫折してしまった経験から試行錯誤して編み出された記憶法です。

なので「記憶力がもっとあったらな~」という悔しい思いは人一倍されてきた方なので、その方が考案した記憶法を習得する上で天才かどうかは全く関係ありません。

高いIQなど本記憶法を学ぶにあたって全く求められることはありませんのでご安心ください。

むしろ僕たちの様な凡人に寄り添った学習法なので、この記憶法をマスターすれば必ず目的の試験に合格する近道になると思います。

受験や英語学習にすぐに役立つ記憶法

本書では漢字検定に特化した記憶法や英単語のスペルに特化した記憶法など色々な記憶法が章ごとに解説されています。

この記憶法を使えば長い英文も簡単に覚えられるようになるので、英語の苦手意識も克服することができます。

僕も英語学習には学生の頃から興味はありましたが、色んな勉強法を試してみても少しは上達しますが、劇的にレベルが上がったという経験をしたことはありませんでした。

誰もが知っている英語リスニング教材も試しましたが、残念ながら僕には合わず毎月送られてくる教材の代金が高くて数ヶ月でフェードアウトしました。

あとは速読もちょっとかじりましたが、たしかに文章を早く読めるようにはなるんですが、意味を全然理解しないままただ読んでいるだけなので、全く知識としては定着しませんでした。

他にもオンラインで英語学習ができる「iKnow!」も試しましたが、英会話力が上達している実感が湧かず長続きしませんでした。

どれも挫折してしまった原因は目に見える効果を体験できなかったという事にあります。

それとは逆に今回紹介している世界最速超記憶法は短期間で自分の記憶力がアップしているのがはっきりと分かるので、そこが今までの僕が試してきた手法とは決定的に違っている部分でした。

この記憶法なら難関大の受験対策や英語力を飛躍的に上達させるのにかなり有効な手段だと本書を読んだ方のほとんどが実感すると思います。

他にも地図記憶法や日常生活に役立つ暗証番号の物忘れを防ぐ具体的な記憶術などとにかく僕たちが生活していく上でとっても役立つ記憶法がたくさん取り上げられています。

本書の記憶法を一部でも習得すれば日常生活でのストレスもかなり減らせると思います。

関連付けの思考が学べる

本書で「世界最速超記憶法」とはつまり「きっかけ記憶法」なんだという著者の説明を聞いて、なぜこの記憶法が難関試験の攻略に役立つのか非常に納得させられました。

世界最速超記憶法は一番思い出す事が難しい一点を集中して覚えるようにして、その他の部分はその難しい部分に関連して記憶しているので、その部分さえ思い出せればすべてが思い出せるという非常に効率的な記憶法です。

つまり一言で言うと関連付けの記憶法です。

この関連付けのやり方を上手く使って、普通だったら難しくて覚えるのに苦労する情報に対して意味づけをしてやることで記憶しやすくなるという脳の仕組みを利用します。

そうすれば普通だったら覚えるのに何日もかかるような英語の長文だったりむずかしい法律なども面白いように記憶できるようになります。

難しい漢字や英単語もこの記憶法を知る前だったら考えられないほど、効率的に記憶に長い間、留めておくことができます。

今現在、公認会計士や司法書士といった超難関の国家資格を目指している人ならこの記憶法は絶対に知っておくべきだと思います。

僕も大学生の頃に行政書士の資格に挑戦したことがありますが、結果は惨憺たるものでした。

でも、もしあの時に本書の世界最速超記憶法を知っていればまた結果は違っていたと思います。

とにかく当時の僕にとっては試験のために覚えることが多すぎて、行政書士レベルでこんなに難しいのかと思った記憶があります。

一応、最後は福岡工業大学までバスで1時間以上かけて試験を受けに行きましたが、ほとんど問題は解けませんでした。

あれほど手ごたえのない試験は人生で初めてでした笑。

行政書士は国家資格の中でもそれほど難易度は高くないにもかかわらず、とにかく勉強が難し過ぎて、自分の能力のなさにしばらくは自己嫌悪しました。

行政書士でこんなにも難易度が高いなら司法書士や公認会計士はどんだけ難しいんだって思いましたね。

本書のデメリット

世界最速超記憶法を読んで一番思ったのは書かれている内容がつがわ式記憶法のすべてではないという事です。

本書を読めばたしかに今までの僕のようにただ機械的に長い時間をかけて記憶する力づくの学習法を繰り返してきた人にはどれも役立つ記憶法が紹介されています。

しかしどうしても内容が浅く広くになってしまっている感は否めないので、やっぱり本書の世界最速超記憶法を本格的に学ぶなら著者のセミナーに申し込んだり通信講座を受ける必要があると思います。

現に本書の最後では本格的に英語の力を身に付けたかったら通信講座を受けてほしいと書かれている事からもそれは明らかです。

あくまで本書は著者のつがわ式記憶法の概要部分と少し掘り下げた内容を知れるだけだと思っていた方が期待が裏切られることがないと思います。

たしかに600円の文庫本で著者が生涯かけて編み出した記憶法をすべて教えてくれと言うのはずうずうしいと思いますが、それをどのように判断するかはあくまで読み手次第ですね。

僕個人としてはつがわ式記憶法のような効率的な記憶術の存在が知れただけでも本書を購入した価値はあったかなと思います。

スポンサーリンク