税金爆死というキーワードがトレンド入りしていたので、
何のことかと思って調べてみたら、
東京都の自治体が提供している子育てママさんのための
ベビーシッター利用支援制度のことでした。
一見すると何も問題ないように見えますが、
実は中身を知らないとこんなはずじゃなかったと後悔することになる
大きな落とし穴が隠れていたのです。
そこで今回はツイッターで話題の税金爆死について調べてみました。
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税金爆死とは?東京都のベビーシッター制度がエグい?
簡単にこの制度の内容を説明すると
東京都が認可した民間のベビーシッター事業者を対象に助成金を支払う事で、
相場と比較して格安料金でベビーシッターを利用できるようになります。
#税金爆死 がトレンド入り。何のことかと思ったら東京都のベビーシッター利用支援制度だった。
シッターを格安で利用できるかわりに正規価格との差額は所得として確定申告しなければならないというもの。それでも正規利用より当然安いけど、確かにかなりの課税額だから知らないとエライことに…。 pic.twitter.com/itatIfLDiY
— 桜井すぐる(北本市議会議員) (@sakuraikitamoto) February 12, 2020
具体的には1時間150円でベビーシッターサービスを利用可能です。
ただその代わり
得した料金
つまり東京都の助成金分はちゃんと後から確定申告して下さいというモノ。
なので補助金の部分が所得扱いになり
来年の税金に上乗せされる事になるので、
この事を知らないと翌年にかかってくる税金が高過ぎて払えないという事態も起こり得ます。
トレンド「税金爆死」って
要するに
低所得者に対する助成なんだよって事でしょ裕福な人は自力で支払いしなさいって
事を事前に十分説明してるのかな?https://t.co/in4dhhlNPn— 悟り🌸卿 (@SatoliKyou) February 13, 2020
きちんと理解して利用すれば良い制度ですが、
今のところ制度の仕組みに対する東京都の周知は十分ではないみたいです。
一見すると良い制度に見えますが、仕組みをちゃんと知らないと予想外の事態に陥ることになってしまいます。
たしかにこの制度の仕組みを知らずに利用して
翌年に多額の税金の徴収を見たら驚いてしまうかもしれません。
なので東京都のホームページも貼っておくので、
都のベビーシッター制度の利用を検討している方は
事前によく内容を読んでから申し込んだ方がいいと思います。
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税金爆死に対するSNSの反応まとめ!
SNSではこの税金爆死を巡って様々な意見が飛び交っていました。
その中で特に参考になったツイートを紹介しておきます。
敵を作るかも、しれないけど言いたい#保育園落ちた ら、民間のベビーシッターを 150円/h で利用できる件
これはちょっと「ない」。確かに入れないよりましかもだけど、カラクリがだいぶやばい
みんながわかってないことをいいことに or パフォーマンスなのか。つづくhttps://t.co/puDGsMAyW2— 高沖清乃 (@kiyono_t) February 11, 2020
150円/と実際の「民間」のシッター料の差額が助成される。
たとえば、1時間2000円のシッターさんを8時間お願いすると、本来は1日16,000円。しかしこの制度で1日1,200円でシッターさんを利用して働くことができる。なにこれ、すごい!
と、おもいきや(つづく)#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
じつは、助成された差額は、「あなたの年収(雑収入)」として計算される。
と、言われてもピンとこないかもですが
つまり、あなたが年収350万円で仕事復帰したのに、この制度を使うと、あなたは 年収750万 で計算される(説明だいぶ端折っています) つづく#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
使った「シッター代金」のうち、助成された差額があなたの収入という計算になります。
それがなにか?
と思っているとまずい。
あなたは確定申告をすることになり(結構たいへん)、かつ、年収750万円分の「追加の税金」を【まとめて支払う】ことになります。#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
「お得にシッターさん利用したんだから、多少は払ってもいい」なんて言っていると、さらにまずい。
年収350万円のかたが、1日8時間ほどシッターさんを利用して勤務していると、どのくらいの「追加の税金」がくるか。 つづく#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
都が、小さい字でしれっとリンクしている「モデルケース試算表」によると、
繰り返しになりますが、
年収350万円のかたが、1日8時間ほどシッターさんにお願いして月~金働いていると、年間75万円の「追加の税金」を払うことになります。つづくhttps://t.co/jVQCk96cIm— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
75万円。おおむね一括で、ですよ。確定申告とか結構手間をかけてやる上に、75万円支払うんです。
それを12か月にならしたら、毎月62,500万円の保育料
どころじゃなくて(つづく)#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
そもそもあなたは、150円/hの保育料と、シッターさんの交通費を払ったうえに、「追加の税金」がくるのだから、
交通費にもよりますが
よく考えたら、保育関連出費で【月額100,000円】 とかに、普通になります。つづく#保育園落ちた #シッター1時間150円
— 高沖清乃 (@kiyono_t) 2020年2月11日
#税金爆死 がトレンド入りしてるけど、そもそも普通にベビーシッター雇うより総額の支出は抑えられるし、
住宅ローン減税とかと組み合わせると所得が増える分減税額も多くなったりしてそこまで悪くない気がしてる🤔🤔🤔— れんつ@アプリ開発する人 (@cattleya_ts3) February 13, 2020
税金爆死って言うけど差額はお金をもらってるのと同じなんだから所得として計上するのは当たり前じゃん。
— 催眠術師 ひろ (@hirosaimin) February 13, 2020
やっぱり後から計画的に利用しないと後から高額の税金を取られることを不満に思っている方が多い事がわかります。
でもこれは制度の核心の部分なので、
東京都はもうちょっと分かりやすく制度の仕組み説明する努力が必要な気がしました。
じゃないとこんなに安くなるならラッキーと
後から税金で徴収されることを知らずに
気軽に利用しちゃう都民の方も多いと思うので、後々大きな問題になる可能性は高いと思います。
まとめ
税金爆死とは何事かと最初はびっくりしましたが、
調べてみるとあ~そういうことかと納得しました。
でもSNSでこれだけ大きな話題になっているわけですから
東京都も何らかのアクションは起こすんじゃないでしょうか。
このままこの問題を放置してしまうと、結局せっかくいい制度なのに
その事が利用者に十分伝われずに制度自体が廃止になってしまうことも考えられるので、
ぜひこの制度が必要な方に気持ち良く活用してもらえるように色々と改善していってほしいですね。
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